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”さいますみ/崔真淑”のオイコノミクス

Good ・ News and Companiesの”マクロエコノミスト崔 真淑 / さいますみ”です!資本市場、そして経済学の社会的意義を伝えるのが使命です!身近な話から資本市場の最先端の話まで皆様と一緒に考えていきます!ご連絡先はこちら→info@goodnews.jp.net

ユーロのデフレリスクはどこまで続く?

みなさまこんにちは!Good News and Companiesのさいますみ/崔真淑です!

今回も、ラジオNIKKEI”さいますみのマーケットライブ”で書ききれなかったことを記していきます!今日はECBについてかきます!

 

*ECBは利下げへ

ここで奥の手を使ってはもしものアメリカ経済失速に対応できないし、ECBは政策金利の利下げを行わないとおもわれていました。当然、いまのユーロ圏の消費者物価指数の動きをみるとデフレリスクが高まっていることから、金融緩和を行って物価引き上げを狙ってくるだろうというのが大方の見方でした。そんな中で予想外の利下げで、ユーロ円、ユーロドル共に、ユーロは大幅に売られる動きとなりました。

 

*利下げへの過程は?

ドラギ総裁は記者会見で、このタイミングでの利下げ決定は全会一致ではなかったこと

を認めています。一部のECB理事会メンバーは 10月、11月のインフレ率についての詳細なデータを待つべきだとしていました。しかし、今回は夏以降に利下げを求めていたメンバーの意見が優勢となり、利下げへと踏み切ったようです。この動き、FEDの過去の動きににているとおもいます。9月のFEDは結果はQE見送りだが、FOMC議事録でその決定に対する可否が、メンバー間で分かれていたことがわかり、資本市場が乱高下する要因となりました。

なので、今後のECBの動きは結果だけでなく、FED同様に過程も重視されるかもしれません。

 

*今後のデフレリスクは?

ドラギ総裁は記者会見の中で、前年比のインフレ率が 11月に回復するとは予想してないとのことです。また他のメンバー全ても、低インフレが長期化するという見通しを示しいています。ドラギ総裁は、 10月インフレ率の低下は、より広い項目にまで至っており、食品やエネルギー価格の下落のみならずサービスなどもインフレ率鈍化を示していると強調しています。

 

ドラギ総裁含め、ECBはデフレリスクを相当意識しているようです。デフレの原因は様々(人口減少、グローバル化…)なものが絡みますが、基本は所得減少が主要因とされています。実際、ユーロ圏はドイツ以外は景気改善を示していません。ユーロ全体でみた個人可処分所得は2012年1月から横ばいです。 ユーロ全体の給与が改善する兆しは乏しく、やはりデフレリスクをぬぐえるのは、ずっと先でしょう。

 

こうなると、通貨ユーロは、引き続き売り圧力にさらされることに。しかし、中期的にみると、デフレに近づくといということは、その通貨の購買力が強まること意味しますし、ユーロ円が100円を切るなんていう大幅な下落は、もう難しいのかなとも考えています。

 

今日も読んでいただきありがとうございます!

応援いつもありがとうございます!

 

さいますみ/崔真淑

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こう

した背景に照らし、当社は ECBが 2014年のインフレ率予測(現行+1.3%)を下方修正する

とともに、(12月の四半期公式経済予測で初めて公表される)2015年インフレ率で非常に

弱い見通しを示すと予想している。