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”さいますみ/崔真淑”のオイコノミクス

Good ・ News and Companiesの”マクロエコノミスト崔 真淑 / さいますみ”です!資本市場、そして経済学の社会的意義を伝えるのが使命です!身近な話から資本市場の最先端の話まで皆様と一緒に考えていきます!ご連絡先はこちら→info@goodnews.jp.net

本当に「株価」は「経済」の先行指標なの?

みなさまこんばんは!

マクロ経済オヲタク女子、Good News and Companies代表の崔真淑/さいますみです。

このところ、国内資本市場は先進国/新興国資本市場に比べて、投資家の人気が無いようです。パフォーマンスは、年明けから日本株を代表するインデックスTOPIXは約-7%…。(米S&P500は昨年来高値水準。フラジャイル5に代表されるインド、インドネシアは、ほぼトントンの水準です)。海外にとり残されている日本株になるかもと、ドキドキしています。

 

Q1株価は経済の鏡なの?

ところで、長く資本市場の世界にいると、株価=経済の鏡という前提に基づいて、資本市場分析をしている方は多いと思われますし、私もそうでした。しかし、これは本当なのか?と思うことが多々出てきました…2012年からの株価上昇の割には、GDP成長率に陰りがでているなぁと。

実際に東証一部時価総額に占める産業比率と、GDP産業比率を見てみると乖離がありました。前者は、製造業などの第二次産業:レストランなどサービス業に代表される第三次産業=6:4。後者は、3:7と、産業比率が真逆に近い状況です

(出所:内閣府、QUICK)

実際、あなたの周りでは、製造業で勤務している友達は多くないのでは?(私は、職業上の関係もあるでしょうが、製造業の知り合いは1~2割ぐらいかも。)

先進国の階段を駆け抜けようとする国々は、経済成長の最初の段階は第二次産業が多い傾向にあります。日本も1970年代は、同様の動きをしており、GDPと株式市場に、今ほどの産業乖離はありませんでした。

 

Q2なぜ、株価とGDPが乖離したのか?

しかし、経済が成長してくると、国民の所得水準が向上し内需が拡大します。結果、第三次産業が次の経済成長ドライバーとして動きだします。そして、第三次産業は、第二次産業ほど投下資本を必要としないことや、設備投資のための長く寝かせたいお金(株式で調達したお金は、基本は返す義務はありません。配当等で高いリターンを求められますが)もそれほど必要としない業態です。結果、第二次産業のほうが株式市場での多額の資金調達ニーズ強いものの、実際の経済では第三次産業のほうが伸びているという乖離が起きたようです。

なので、2012年11月からTOPIXは、ほぼ倍にまで延びましたが、私たちの経済はどうでしょうか…もちろん、株価と実体経済の乖離の背景はこれでけではありません。しかし、根本的な当たり前と感じている前提条件を常に疑うのは重要と考えます。

正しく、マクロ経済の動向を資本市場からキャッチするためには、株式市場だけでなく、為替、債券市場の動向、全て把握する必要があるのは、こういった要因もあるのです。

 

といことで、昨日は尊敬しているエコノミストの方々との勉強会を開きました。私は資本市場動向、特に為替についてお話を。この時の資料を以下にUPするのでご参考に!!
3分でわかる10-12月期の資本市場動向になっています!

http://www.slideshare.net/saimasumi/ss-31534604

 

 

今日も読んでいただき有難うございます。

いつも応援有難うございます!

さいますみ/崔真淑