【金華山】2017年キーワードを経済環境と故郷愛を掛け合わせて考えてみた!
みなさま、あけましておめでとうございます!
おかげさまで、2016年は貴重な機会に恵まれ素敵な1年になりました。2017年も、みなさまの生活少しでも何か貢献ができるよう精進して参ります。
ということで、今回は2017年は何が重要テーマになってくるかを故郷愛を踏まえつつ(!?)考えてみたいと思います。
お正月は、実家の三重県桑名市に帰省しました。加えて母の実家であり、私の出生地でもある岐阜県岐阜市にも。
写真は岐阜市のシンボル、織田信長公が造営した岐阜城のある金華山からの風景です。真ん中に通っているのは長良川です。この川を見ていたらふと思い出した言葉がありました。
「水を治める者は国を治める」
中国春秋時代に国家方針として掲げられた言葉を思い出したのです。水害・干ばつは経済発展、社会秩序を妨げます。国を安定的に運営するには、水を治めることは必須と。
私が育った三重県、中高通っていた愛知県、出生地であり祖父母の住んでる岐阜県は、とにかく「水」に悩まされた地域です。この地域の小学校の教科書には、木曽三川の話は頻繁出てくると思います。
なんて、昔のことを思い出しつつ、現代社会にとって溢れすぎても無さすぎて困るもの。しかも、ホットな物ってなんだろと、連想ゲームが頭の中で始まりました。そこで出てきたのが…
Post - Truth
という、英オックスフォード出版社が選出した2016年重要キーワードです。これは、意訳すると「真実っぽい話」ということです。
Brexit、トランプ次期大統領の誕生、キュレーションメディアのガバナンス、フェイクニュースの拡散…これまで信じられてきた客観的事実への信憑性が見えなくなってきたことを捉えた言葉です。
つまり、現代版の水とは情報だなと。
ありすぎて困る。でも無さすぎても権力の動きを捉えられない…ということです。まさに情報を治める者は国を治めるだなと。写真の織田信長公は、伊賀忍者を使った情報戦を得意にしてたとか。
そして、この情報を巡って大きな動きがでそうな気配があります。それは、
情報銀行の設立
です。欧州では、購入履歴等の個人情報やデータを企業に紐付けるのでなく、個人に紐付けようとしています。いわゆるデータポータビリティの流れです。
例えば、金融サービスアプリの個人情報がいつのまにかマーケティングで使われたり、購入履歴からメールがバンバンきたりってあるじゃないですか。
それに日本も一石投じて、更にはそうした情報を情報銀行で管理(!?)しようとする流れも。これは政府が運営するのか未知数ですが、あまりにも謎が多い…
まだ小さくしか報道されていませんが、これは2017年を捉える重要テーマになる気がしてなりません。
ということで、引き続き情報だけでなく、そこから捉えらえる仮説、検証を発信していきます!
どうぞ、今年もよろしくお願い致します!
いつもありがとうございます!
崔真淑/Sai Masumi