”さいますみ/崔真淑”のオイコノミクス

Good ・ News and Companiesの”マクロエコノミスト崔 真淑 / さいますみ”です!資本市場、そして経済学の社会的意義を伝えるのが使命です!身近な話から資本市場の最先端の話まで皆様と一緒に考えていきます!ご連絡先はこちら→info@goodnews.jp.net

新刊「30年分の経済ニュースが1時間で学べる」は受験生やお子様にも貢献できるかも!?今更聞けない話盛り沢山です〜経済ニュース解説1000回以上の経験と知見を凝縮〜

 みなさま、こんばんは!

 エコノミストの崔真淑(さいますみ)です。現在、本当にありがたいことに経済・資本市場ニュース関連のレギュラー番組や様々な番組出演の機会を頂いてます。これは、常日頃から支えてくださっている皆様のおかげです。そして、至らない私を支えてくださっている番組クルー陣に感謝してもしきれないです。貴重な機会に本当に感謝です。そして、ふと気付いたら経済解説は1000回以上も経験させて頂いてたんです!そして継続させて頂けるのは、番組クルー陣の叱咤激励があってこそ!

そんな経験から、貴重な出版の機会を頂きました。出版の機会に巡り会えたのも、皆様の支えがあるからこそ。感謝してもしきれません。今回は、宣伝にもなり恐縮ですが、本の告知と、未来を担う子どもたちや周りに経済の面白さを知ってもらうには何に着目すべきかのアイデアを記していきます!本は、この30年の経済ニュースの中でも令和時代に活かせる汎用性のある経済ニュースを88個チョイスし、137個の図解で大人も子どもにも経済ニュースの面白さが伝わるようにセットしました!

 

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*なぜ子供等をを意識?

 周りでお子様をご出産された話や、仕事先でも娘、息子が高校生になってね‥なんて話を聞くことが増えました。更には、幼稚園の頃のイメージしかない従兄弟が大学生になっていたりと、歳を重ねたのを痛感することも。この仕事をしていると、うちの子に経済の話してあげてよ!というリクエストも頂きます。更には出張先で娘と一緒に番組見ています!という方に遭遇したり。本当に有難いです。その経験から、次世代を担う若い方々に対しても、経済ニュースが面白い!と感じてもらう必要性を感じるようになりました。更には、私が高校生の時に現代社会の授業をとっていただけに、こんな本があれば、もーーっと早くに経済の楽しさに気づけたと感じたからです。

 

 その際、経済や経済ニュースを解説するというより、なぜこんなに私が面白がっているかを伝える方が自分も相手も楽しいということ。面白い!という感情は、対面、画面、音声からもバレバレのようです。逆にそうでない感情も‥。自分が面白いと感じて解説した経済ニュースやマーケットニュースは、SNS上でもフィードバック多いように感じます。


 そうした経験から、新刊では高校生、中学生の経済に関心がある方々はもちろん、大人でも経済ニュースに関心があるけど‥という方に、ただの解説じゃなくて経済ニュースが面白く感じてもらうための工夫を可能な限り励みました。どんな工夫をすると良いかは、編集者さまと相談して、番組クルー陣と作ってきた解説スタイルを意識してみました。

 

 

*仲間と一緒に経済ニュースの伝え方を試行錯誤している日々

 就職、転職、更にはビジネススキルアップのために経済ニュースを読まなきゃ、経済に詳しくならなきゃと思いつつも、挫折した人は少なくないと思います。私も、新入社員一年目の頃に、経済新聞はもちろん、経済雑誌を買ったものの、投げ出すを繰り返しては何度も挫折しました。


 しかし、その後にご縁があり経済解説の仕事をさせて頂いてます。その日々から、何をしたら一番伝わりやすいかを番組クルー陣ととことん考えて、今も継続中です。もちろん、私はまだまだ修行不足で、編集者やディレクター、プロデューサーから学ばさせて頂いてます。なので解説回数が1000回というより、指摘して頂いた経験が1000回なんです。その経験から経済ニュースの面白さに気付く前に挫折してしまう原因は、3つの壁があるんではないかと、感じるようになりました。

 

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(こんな感じで図解を満載に)

 

 

*一つ目の壁 :用語がむずかしい

 1つ目の壁は、馴染みのない用語が多く、読むのも聴くのも大変なこと。例えば、実質GDP名目賃金、金融政策、コーポレート・ガバナンス、独禁法… 日常の会話ではあまり出てきませんよね。番組ではとにかく、言葉を開くことを意識しています。例えば、FRBと言わずに、アメリカの中央銀行であるFRBというような。更には地上波の番組ならば、中央銀行も5秒ほどで一言いれたり。そのほか、何それー?と言われるのは、米国(べいこく)という言葉も使わないこと。アメリカの方がグッと耳に入る言葉だと思いからです。


 と、偉そうなことをかきましたが、ぜーんぶ沢山のクルー陣に教えて頂いたことです。ついつい専門用語を使って楽をしようとする自分との戦いです。新刊では、平易な言葉で経済ニュースを説明しただけでなく、平成だけでなく令和のビジネス環境にも活かせる経済ニュースを厳選して経済学の視点で解説を行いました。

 

 

*二つめの壁: 情報が多すぎて点と点が繋がらない

  2つ目の壁は、それぞれの経済ニュースが点でしか捉えられず、膨大な情報量に嫌気がさすことです。経済ニュースがただの情報で終わり、知識に昇華できないの背景には、どんな視点で情報を取得すべきかが定まっていないことがあります。


 そこで、新刊では経済学の視点で経済ニュースを整理し、似たような出来事が起きた時にも活かせて点が線になるように、どんな視点で読み解くと良いかの経済学keywordと共に解説を行いました。下記の写真がそれです。経済学の視点とは、その経済ニュースの登場人物である、国、企業、一個人…etcの利益(お金・時間コスト・満足度…)にどんな影響が起き、彼ら彼女らの利益最大化がどうしたら効率的に達成できるかを考える視点です。

 

 

  例えば、GAFA(Googel, Apple, Facebook, Amzon)といわれるデジタル巨大企業の台頭には、なぜリーマンショックが影響しているのか。更にはGAFAの利益最大化を阻もうとする各国の規制ラッシュは、どんな事象が起こると他の企業にもおきうるのか…。そんな点と点でつながるような解説を心掛けました。
 もちろん、法学的視点である公正性や公平性で、その経済ニュースが社会に不平等を生まないという視点で読み解くことも重要ですが、ここではあくまで経済学の視点に絞ることで、よりビジネスの現場に活かせるようにしています。

 

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(有楽町三省堂さんで特集が!感謝!)

 


*三つ目の壁:直感に響く図解創りが大変
 
 3つ目の壁は、経済ニュース現象を直感的にイメージができないことです。視聴者様やリスナー様に、どういう時に経済解説が腹落ちするかをSNSやメールを通してフィードバックを頂き、試行錯誤をしてきました。そこで学んだのは、限られた時間で直ぐに理解して頂くためには、図にすることが一番ということです。言葉でいくら丁寧に説明するよりも、図を3秒眺めてもらう方が、よっぽど理解が進むのです。
 新刊では、単に経済学用語の説明図だけでなく、経済ニュースの中で特に抑えてほしい項目だけを盛り込んだイラストをペアにして解説を行ないました。時間がない方は、まずは図を眺めるだけでも良いと思います!

 

と、今回の新刊は著者は私の名前ですが、お世話になっている仕事仲間との経験と環境があるからこその一冊です。この本で経済ニュース面白いんやー!と感じて頂くきかっけになれば幸いです。引き続き、関連した汎用性がある話を伝えていけたらとおもいます。
 令和は、この本の中身を更にブラッシュUPした経済解説、そして学術研究を加速させて皆様の幸せに貢献できるよう精進していきたいです^^
 ここまで読んでくださりありがとうございます❗️
 応援いつもありがとうございます☺️

崔真淑(さいますみ)