芥川賞作家高橋三千綱先生 新刊「作家がガンになって試みたこと」記念講演会での学び!~自分の好き嫌いを信頼できる自分でありたい~
みなさま、こんにちは。
エコノミストの崔真淑(さいますみ)です。
暑い日が続きますね。こんな暑い日が続くなかで、西日本豪雨で被災された方々が困難な状況が続いていることに胸が詰まります。自身も義援金という形で支援させて頂けたらと思います。
今回も、日々の学を記載していきます。題名にあるように高橋三千綱先生の新刊「作家がガンになって試みたこと」記念講演会&会食に参加させて頂きました。実は、身内が入院するようなことがあり、医療に対して非常に強い関心がある中でのタイムリーなイベントとなりました。講演会後の皆様との会食、お店の方からも貴重な学びを頂きました。
*世の中でもてはやされる健康&医療方法について感じていたこと
常々感じていたのは、万人に絶対に効く治療法なんてないよねってこと。更には、巷で有識者が伝えている健康法や医療方法も、元論文を当たってみるとサンプルセレクションや統計方法に!?!?が少なくないということ…。
そして、最新の医療方法を試すよりも、日々の生活のなかで自分の身体と正直にまじめに向き合うことが如何に重要かということを痛感していたのです。そう感じるようになったのは、仕事と研究活動の両立に、心と身体がバラバラになることが増えたからです。今は、自分が食べたいと思う物を手作りで、そして大切に食べる、寝たいときは寝る、身体を動かす…という当然のことを日々心掛けています。誰よりも、自分の身体は自分が一番把握できるようにしておきたいから。なので、大病したとしても、自分の中では、巷で言われている医療を素直に言うことをきくというより、○○したいというのはうっすらと考えています。
こんなことを書くと、「君は研究者を志しているのに非科学的だぁ!専門家の言うことをきかんか!」と、怒り出す人もでてくるかもしれません。でもね、「研究者を志すからこそ、研究で解明できることは本当にちょっぴりだと知ったんだよ。だから、謙虚に有識者のいうことは聞きつつも、自分と向き合うことを忘れちゃいけないのさ」と強く思うのです。と、そんなことを思っていたら…
(注)ちなみに、社会科学の論文ではその事象の因果関係の20%ぐらいわかればいい方。日々の生活では、それ以外の80%と向き合う気持ちを忘れちゃいけないと常に感じるのです。
*高橋先生の講演会からの学び
高橋先生は講演会の中で、自分の感覚に素直になること、自分の「好き嫌い」に耳を向けること、そして万病のもとであるストレスをどう扱うのか…。金言が満載でした。自身が上記で考えてたような内容は、あながち間違ってないのかなと少し自信を貰いました。
著書では、高橋先生は肝硬変、食道がん、胃がん、糖尿病との奮闘記が記載されています。絶対にガンをきらない!と、お医者さんと口論になったことや、そう考えた背景が記載されています。その後、先生はお酒も楽しめるほどに良好になり、写真にあるように、会食をご一緒させていただきました。
研究者視点では、あくまで高橋先生という一件のサンプルで、すべての人が同じようにすれば良いとは思いません。そこではなく、「客観的」に裏付けられていると巷で言われているデータや治療法も、それほど頑健性が担保されていないのかもと常に疑う目線、そして、自分の好き嫌いや自分の身体の反応はこうだ!と自信をもって言える「自分が信頼できる主観」を持ちたいと強く思ったのです。
と、そんなことを感じていたら、ある決断をするに至りました。その話は、また後日。うん。自分の好き嫌いという主観を信頼できる自分でいれるよう、今日も精進だー!
貴重な機会をくださった高橋先生、そしていつもお世話になっている皆様に感謝です!
引き続き応援よろしくお願いいたします!
崔真淑(さいますみ)