消費者物価指数で気をつけるポイント
みなさまこんにちは!Good News and Companiesのさいますみ/崔真淑です。
今日は、ラジオNIKKEI”さいますみのマーケットライブ”でお話しきれなかったことを記していきます。
*マーケットでは次は物価指数が注目される?!
FOMCで来年1月からのQE縮小が決定しました。FEDが目標としている雇用環境が改善している等が縮小の背景にあります。しかしFEDのもう一つの目標は、物価を安定させること。これまで雇用にばかりマーケットは目が向いていましたが、雇用が改善しつつあるならば、今後は物価も意識されてくるのではと考えています。ということで、番組の中では消費者物価指数のお話をしました。そして物価に注目している中で、米銀行が「クリスマス物価指数」でPRしていることを発見!この広告の中身をみると、物価が何で決まるのかが見えてきますよ!
*クリスマス物価指数とは?
リンクはこちら→http://www.pncchristmaspriceindex.com/create-price-index
米PMCフィナンシャルグループが、毎年発表している指数です。
「クリスマスの12日間」というクリスマスソングに出てくる、恋人にプレゼントする商品の物の値段を合算します。そして、それを実際にプレゼントするにはいくらかかるのかを前年比で数値の変化率を見ていくというものです。
このPRの何がすごいかといえば、ファイナンス教育で必須の物価がどういう仕組みで
構成されているかをわかるのです!
*通常の物価指数で気を付けるべきポイント
通常の物価指数も、何十項目という商品の価格の変化率を見ています。だから、対象商品の何か一つが変わるだけで、物価指数がありえない数値を示すこともあります。日本でも10月コアコアCPI(変動の大きい、エネルギー、生鮮食料品を除いた消費者物価指数)も、5年ぶりにプラスに転じた!とうとう、デフレ脱却か!と小さくですが話題になりました。
しかし!!!物価算出の商品の一つに保険が入っているのですが、対象保険を変えたこと。さらに、その対象保険である損保の一部が10月から値上げをしたことによる特殊要因によってコアコアCPIをプラスに転じさせた可能性も大きいのです。
ということ、今後のマーケットの注目点の一つには物価を上げましたが、構成商品が変化していないかに、注意してるとどうでしょうか!
今日も読んでいただきありがとうございます!
応援いつもありがとうございます!
崔真淑/さいますみ