【長崎は晴れだった】長崎大学経済学での授業を振り返る〜"ファイナンス"の考え方に違和感を感じるあなたへ〜
みなさま、こんにちは!エコノミストの崔真淑(さいますみ)です。
ありがたいことに、7月は出張ラッシュでした。おかげさまで、沢山の貴重な機会に恵まれました。これも皆様のおかげです。いつもありがとうございます!今回は、非常勤講師に就任した長崎大学経済学部での授業の振り返りを記載していきます。
まずは授業内容について!今回は「ファイナスを自分のキャリアに活かすならば?」と題して、現場でのファイナスの応用方法や、会計の知識でなくファイナスだからこその重要性についてお話をお伝えしました。
写真は授業風景です。およそ200人の若者の前でドキドキ
企業財務に関する学問といえば、会計にばかり目が行きがちです。しかし、不確実性高い世の中では将来をシュミレーションするためにもファイナンスは必須な学問です。
というのも、この2つを違いを時間軸で捉えるならば、ざっくり下記のように分類できると私は考えるからです。(あくまで、超ザックリですよ…)
・会計での資本/負債等は過去のキャッシュフローをどう集計するかという視点
・ファイナンスは、将来のキャッシュフローをどう現在の意思決定に引き戻すかという視点
将来に軸足をおいたファイナンスでは、その企業、投資案件から得られるだろうキャッシュフローを推定し、それを企業価値や投資案件価値に引き戻します。
でも、こんなことを書くと…
・企業の価値は、キャッシュだけじゃ測れない!
・企業価値をキャッシュフローだけに注目するのは単純化しすぎ!
・企業の社会的意義が反映されてない!
等々、いろんなツッコミをうけます。
しかし、私としてはこう思うのです。
単純化して視点を統一するから全体として整合的な議論ができるのであり、単純化を攻撃するのでなく、単純さによって得られる切れ味を楽しみ、議論を活性化させよう!
視点がバラバラで、定義も曖昧まビジネス会議って本当に意味ないなーって感じた経験がある方は少なくないはず。単純化と視点の統一は、理論を学ぶことのメリットであり、それをビジネスの現場に応用するお作法でもあると思うのです。
そんなファイナンスのそもそもや、役員の仕事の中でのファイナスの応用方法、キャリア(特に女性)で数字に強いことやファイナスに強いことが重要と示す論文の紹介、私の失敗談を山盛り伝えさせて頂きました。
長崎大学経済学部は、一橋、神戸大学同様に旧高等商業学校が前身なんでよー
おかさまで、長崎は晴れ日和でした。観光もがっちりしながら、長崎経済のリアルにも触れられて最高でした。
眼鏡橋でーす。この中にハートの石があるのにおどろいたり
貴重な機会に感謝です。
引き続き精進してまいります!
いつも支えてくださり、ありがとうございます😊
崔真淑(Sai Masumi)